Column 家づくりコラム

沖縄で注文住宅の費用相場を解説!予算オーバーにならない注文住宅の進め方
沖縄で注文住宅の費用相場を解説!予算オーバーにならない注文住宅の進め方
2025.08.06
「沖縄に注文住宅って建てられる?」
「どれくらいの費用がかかるの?」
日本の中でも有数のリゾート地として知られる沖縄。リゾート地にマイホームを建てられたら、毎日観光気分を味わえるでしょう。
今回は、沖縄で注文住宅を建てる時の費用相場について解説していきます。
沖縄へ移住しようと考えている方やリゾート地の費用相場を知りたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
沖縄の注文住宅の費用相場は?

沖縄の費用相場は、どのように決まってくるのでしょうか。注文住宅の費用の相場となると、地域や土地、住宅の広さ、構造などによって変動します。
- 土地の費用
- 坪単価の費用
- 建物全体の費用
それでは、詳しく見ていきましょう。
土地の費用
沖縄の土地はどれくらいの費用がかかるのでしょうか。全国の平均と沖縄の平均を比較してみましょう。今回は、約71坪(約235㎡)で比較してみます。
全国平均:約1,497万円
沖縄平均:約1,695万円
参考元:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2023年度 集計表」
住宅金融支援機構が行った2023年度の調査の結果、全国平均よりも土地の費用が高いことが分かります。人口が集中している東京都や京都府、大阪府などは、2,000万円や3,000万円に近い費用ですが、その次に高い数値になっており、リゾート地としての人気が反映されているでしょう。
また、沖縄県は本土よりも県全体の面積が少ないです。土地が限られているため希少価値が高い分、費用も高くなっている要因になっているでしょう。
坪単価の費用
続いては、坪単価はどのようになっているでしょうか。坪単価とは、注文住宅やリフォームの際に用いられる指標で、1坪あたりの建築費を意味します。
建物の本体価格は、建物そのものを作るのにかかる総費用で、延べ床面積は、建物各階の床面積の合計です。
全国平均:約101万円/坪
沖縄平均:約107万円/坪
参考元:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2023年度 集計表」
大差ない結果となりましたが、昨年のデータで沖縄の延べ床面積は全国で1位でした。
建物全体の費用
注文住宅は、新規で新しい土地を買って家を建てることです。
つまり、注文住宅を建てる時は、建築費と土地取得費に加えて、不動産取得税や登録免許税、住宅ローンの手数料がかかってきます。これらの諸費用は、建築費と土地取得費の合計の約10%かかります。
全国(約) | 沖縄(約) | |
建築費(万円) | 3,405 | 3,925 |
土地取得費(万円) | 1,497 | 1,695 |
諸費用(万円) | 490 | 562 |
合計(万円) | 5,392 | 6,182 |
参考元:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2023年度 集計表」
上記のような結果となり、沖縄の方が約800万円高くなりました。ただし、この金額は平均から算出しているため、目安としてとらえておきましょう。
【各費用相場別】沖縄の注文住宅の特徴

注文住宅の費用を決める条件は多種多様で、注文住宅を建てたいと思う人の数だけ変わってくると言っても過言ではありません。
- 1,000万円の注文住宅の特徴(ローコスト住宅)
- 2,000万円の注文住宅の特徴
- 3,000万円の注文住宅の特徴
- 4,000万円の注文住宅の特徴
一般的な観点からどのような注文住宅が建てられるのか紹介します。
1,000万円の注文住宅の特徴(ローコスト住宅)
1,000万円の注文住宅は、少し物足りなさを感じる住宅になってしまうかもしれません。主な特徴としては以下のようなものです。
- シンプルな箱型
- 規格住宅やセミオーダー
- 間取りは限定的
- 設備や建材は低いグレード
費用がかからない分、自由度や自身の要望が反映されないことが多いでしょう。また、人件費の削減で、思ったより長い工期を要することもあります。
1,000万円の住宅はローコスト住宅と呼ばれ、現代特有のブームとなっています。メリットとしては、住宅ローンが早く完済できたり、収入が低くてもマイホームを建てることが可能です。
浮いた費用を子育てや貯蓄に回せるので、選択肢のひとつとして需要が増えています。
2,000万円の注文住宅の特徴
費用が倍になった2,000万円は、選択肢や自由度が増えますが、まだまだ優先順位を決めなければなりません。
- ややシンプルなデザイン
- 断熱性や気密性の向上
- 部分的なこだわりが可能
- 設備や建材は最新仕様のデザインが充実
上記のような特徴が挙げられます。1,000万円に比べて全体的にグレードがアップしますが、細部までこだわることはできません。
こだわる点は人によってさまざまな選択肢があると思いますが、リラックス空間を重視する傾向が多いです。自分が好きな要素を1つ取り入れつつ、費用を抑えるメリハリが非常に重要です。
3,000万円の注文住宅の特徴
3,000万円ともなると、注文住宅のあらゆるところにこだわりを再現できます。すべてのこだわりを実現できる費用ではないですが、ある程度のこだわりは網羅できます。
- 理想の間取りを設計可能
- 2階建てだけではなく、平家も検討可能
- 住宅の大部分へのこだわりに投資
- 外観のデザインが豊富
自身のこだわりの大半を反映できるのが、3,000万円の注文住宅の特徴です。設備面では、床暖房やシステムキッチンなどの導入も視野に入れることができます。また、住宅内の間取りは、規格住宅ではないので設計士に依頼することが可能です。
その土地に、ひとつしかない住宅や理想のマイホームを建てたい方におすすめです。
4,000万円の注文住宅の特徴
4,000万円の注文住宅は以下のような特徴を持っていることが多いです。
- 広い室内
- 凹凸のある外観
- 個性的な間取り
- 住宅の設備が充実完備
- 高断熱、高気密
外観にこだわることができるので、高級感のある見た目に仕上げることができます。また、住宅の内部は最新設備が完備されており、設計士が考えた間取りになっているので生活動線もスムーズです。
住宅から少しそれますが、沖縄の4,000万円台の住宅であれば建てる場所にも自由度があります。繁華街に近くにすることも、海沿いにすることも自由自在です。海沿いであれば、「オーシャンビュー」にできるのは大きな魅力です。
注文住宅の費用を抑える3つのポイント

費用別の注文住宅の特徴を紹介してきましたが、費用を抑えられるならなるべく抑えたいと思うはずです。そんな方々のためにおすすめの費用の抑え方を紹介します。
- 繁華街から離れた土地を選ぶ
- 部屋数や間仕切りを減らした間取りにする
予算より少しオーバーしてしまったり、自分のこだわりを妥協できそうだったら、ぜひこの方法を参考にしてください。
繁華街から離れた土地を選ぶ
注文住宅を建てる時、どこに建てるかによって費用に差が出てきます。本土では駅から徒歩10分以内などの場所が人気で費用が高いです。しかし、知っているかもしれませんが沖縄には電車が存在しません。
注文住宅を建てる場所が高いかどうか決めるのは、繁華街に近いかどうかが大きな要因になっています。
沖縄の繁華街といえば、那覇市です。特に国際通りや松山の近くは観光客もよく訪れる場所です。モノレールや商業施設、病院や学校もあるので住宅街としても有名です。
しかし、施設が充実している分、住宅の費用は高くなっています。注文住宅を那覇市に建てたいけど、費用が高いと思ったなら、少し離れたところを検討してみましょう。
部屋数や間仕切りを減らした間取りにする
注文住宅の費用を抑えるためには、間取りを見直すことがポイントです。間取りを見直すとは、部屋の数や広さを見直すことです。これらは住宅の広さに直結し、広い分費用が高くなるからです。
また、間仕切りを減らすことも考えてみましょう。間仕切りは、一見費用と関係がないように思いますが、仕切りは壁と同じで設置する数が多ければ、その分の費用もかかります。
どのくらいの広さや間取りがよいか想像がつかない方は、実際に設計してくれる方に相談してみるとよいでしょう。
4人家族を例にしてみると、3LDKか4LDKが望ましいでしょう。LDKはリビング、ダイニング、キッチンで頭文字の数字は、居室の数を表しています。4LDKであれば、子供部屋2つと寝室1つ、残りを趣味の部屋などにできるのでおすすめです。
まとめ|沖縄で注文住宅を建てるならクレバリーホームがおすすめ

今回は、沖縄で風通しの良い家に住むメリットを紹介しました。
沖縄では、古くから風通しのよい家にする工夫が施されており、近年でも受け継がれている工夫がありました。また、風通しだけを考えて設計してしまうと後悔するので、注意点も覚えておきましょう。
クレバリーホームでは、台風、シロアリ、塩害などの被害に対して強い家づくりをしています。また、1センチメートルピッチの緻密な設計をしているので、敷地をフル活用した戸建てを建築できます。
沖縄に移住を考えている方には、弊社常駐の「移住コンシェルジュ」がサポートしますので、お気軽にご相談ください。